オニコウベスキー場
宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字小向原9-55 TEL 0229-86-2111  公式サイト
基本データ
 規模 大規模
 コース数/リフト数 コース10/W7
 Top−Baes (標高差) 340m-1055m(715m)
 最大滑走距離/最大斜度 3000m/34度 (ディアロード)
 主体コース 緩斜面
当日データ 2008/1/20(日)
 天候
 積雪量 120cm
 雪質 湿雪
 混雑/リフト待ち バスチャーフィールドに混雑/第3ペアに5分
 アクセス道路状況 全て圧雪
スキー場ミシュラン (1〜30★・31〜50★★・51〜70★★★・71〜90★★★★・91〜100★★★★★)  ★★★
規模 コース 自然 リフト 施設 リフト代 アクセス 駐車場 キャスト 合計
面積
(8)
急斜面
(8)
中斜面
(8)
緩斜面
(8)
コース幅
(7)
連続
滑走
(7)
雪質
(7)
積雪量
(5)
コース
混雑度
(5)
眺望
環境
(7)
配置

(3)
待ち
時間
(5)
セン
ター
(3)
レスト
ラン
(3)
トイレ
(3)
1日券
(3)
ICの距離
除雪状況
(5)
料金
除雪

(3)
基本
姿勢

(3)
100
6 4 3 7 3 2 4 3 3 3 1 2 3 3 3 2 1 3 3 59

どんなスキー場?
宮城県北部最大級のスキー場である。
コースは上部に緩斜面、中間部に急斜面、下部に緩斜面という内容であり、ハイクラスはホテルの存在も手伝って滞在型のリゾート形態スキー場です。
来場時は生憎の吹雪模様であったが、そのゲレンデ規模を十分に満喫できました。
ただ残念なことに、名物の「ディアロード」の急斜面がクローズされていたので面白さも半減か? このスキー場にお願いしたいのが、山頂からの初級者迂回コースが余りに細く急でありとても迂回路とは思えない事です。
この部分を是非とも改善して頂ければ良質な上部緩斜面を初級者の方達も滑走できる事でしょう。 また上級者コース自体も活かしきれていない中間部は抜本的な対策が必要かもしれません。スキー場規模の割りにロング滑走コースが無いのも不満の上がる部分かもしれませんね。
足跡
上野々を後に今度は国道108号線を北上します。
もうちょっと早めに向かう事ができるかと思ったんですが今日は意外に時間が掛かってしまいオニコウベへの到着はお昼となってしまいました。
途中の道路は勾配こそ無いものの曲がるくねった山道が連続しており容易い運転で到着できるスキー場ではありませんでした。除雪の状況は良好でした。
天気は分厚い雲に覆われていて回復の兆しは全くない状況になってしまいました。
上野々では晴天だったんですが、少しの距離でこんなにも天気が違うんですね。改めてビックリ!

 E ロマンスフィールド
 最大斜度27度 平均斜度15度 距離560m

本日ラストのスキー場レポートはここオニコウベの緩斜面からスタートです。
横にやや広いスキー場であるためどうしてもリフトに乗って滑りながら第2ペアリフトを目指しますが、このロマンスフィールドはコース幅がかなりワイドで滑り始めの足慣らしにはちょうど良い斜度があり以外に楽しめちゃいます。
また当スキー場でも比較的コース混雑が無くのびのび滑れるゲレンデですね。
初級者にはお勧めできます。

 F ロディオフィールド
 最大斜度28度 平均斜度15度 距離490m

第2ペアに乗り込んで上部を目指そうとしたんですが、いい感じの斜面がリフトから見え一端このコースを滑ってみました。
上部は未圧雪の急斜面、下部になるにしたがってその斜度も緩み最下部ではファミリー専用ゲレンデとなるコースです。
ちょっと使い辛いのが専用リフトが無い事でしょうか?
第2ペアを使うしかこのコースを楽しめませんでした。
当日の雪質はやや重めの湿雪でちょっと滑りにくいのが難点かな。
上部の急斜面は荒れてはいますがコブの発生はありません。

 A フォレストロード
 最大斜度20度 平均斜度12度 距離1000m

寄り道をしましたが、オニコウベの最上部に位置するフォレストロードにやってきました。
視界が非常に悪かったのですが、尾根状の緩斜面で以外にコース変化があり楽しめる内容です。
また雪質も下部よりかなり軽めとなっており圧雪コースの脇で新雪を楽しむ方も多いですね。
色々な楽しみが出来るコースとなっています。

 D スネークロード
 最大斜度34度 平均斜度18度 距離1460m

左写真は上部のスネークロードとなっています。
スネークといってもコースはストレートの急斜面で斜度感はあり滑走者が多ければ大きなコブに覆われやすいコースだと思います。
しかしながら、小さなコブはあるものの、こちらも滑走者が少なく意外とあっさり滑り降りてしまうコースとなっています。
また第五ペア沿いにあるためかなりのギャラリーの視線を浴びる事は間違いなし(笑)

尚、中間から下部はコースが樋状に変化、中央部分にコブのラインが出来上がり中級者ではかなり手こずる難易度となっています。

 C ラビットロード
 最大斜度20度 平均斜度11度 距離1550m

このスキー場の泣き所ですね。
上部には良質な緩斜面中間にかなりの急斜面があり、初中級者の唯一の下山コースがこのラビットコースとなっていますが、コース幅が細い!細すぎてコースアウトしそうな狭さです。正直迂回路ではありますが、初級者にはお勧めできない危険性がありますね。
よって下山ルートは無いに等しい状態であり、せっかくの上部ゲレンデが活かしきれない状況です。
なんとかこのコースの整備を御願いしたいものである。

品格のある大人のホテル「ホテルオニコウベ」です。なんとなく奥志賀と雰囲気が似てるかな? こちらはレストハウスカムロの中です。ややキャパオーバー気味で空席待ちでうろうろする方が多かったですね。 メニューは極一般的なのもが多く「コレ!」といった物は少なかったです。
お値段も平均的かな?
ホテル内にもレストランはありますが、お値段もかなりいい金額になっていました。

 G パスチャーフィールド
 最大斜度22度 平均斜度11度 距離520m

初級者が賑やかなベースのゲレンデへとやってきました。
オニコウベ全体に言えるのですが、下部の緩斜面は本当に適度な斜度とコース幅を持っているので初級者のいい練習バーンになります。
欲を言えば高速リフトが欲しいところですね。

 H メローフィールド
 最大斜度18度 平均斜度11度 距離530m

第3ペアを利用する緩斜面であり、コース混雑は比較的に少ないです。
やはりペアリフトの輸送能力が低い事が幸い(?)してるのかな?
下部に見えるのはホテルオニコウベです。
いい雰囲気のホテルですね。

 I オールデイフィールド
 最大斜度22度 平均斜度14度 距離750m

林を隔ててメローフィールドとはお隣のコースとなりますが、難易度はかなり上手なコースとなっています。
来場当日はコース半分にポールが立てられており少し手狭な感じがしましたが、上部半分は気持ちの良い中斜面です。
カービングに適したコースでありガンガン滑りたい方にはうってつけ。
滑走距離も比較的長めで専用の第六リフトを利用できる点も評価は高いコースとなっています。

 B ディアロード
 最大斜度34度 平均斜度22度 距離1360m

最後にオニコウベの名物ディアロードです。
残念ながら雪不足という事でクローズされており滑る事はできませんでした。
この時季に滑走できないという事は雪不足もあることながら、スキー場としてこのコースをあまり重要視していないのかな?
なんて感じが読み取れた次第です。

コースは未圧雪の幅の狭い急斜面でエスケープルートも無くエキスパート専用コースといっていいでしょう。

駐車場情報

駐車場は2000台収容で全日無料でした。
しかし、人気の度合いもあり筆者が来場したお昼過ぎでもかなりスペースが空くのを待った次第です。
総評
上部と下部を上手く生かしきれていないのがこのオニコウベの印象ですね。
中間部分を再整備して欲しいと感じました。またスキー場規模にしてはペアリフトが6機のみで、人気の第3ペアについてはかなりの待ち時間が発生していましたので何とかしてもらいたいところです。