会津高原 だいくら
コース数 9コース
リフト数 Q3、W1
標高差 660m
最大滑走距離 4300m
最大斜度 33度 ダイナミックコース
コース混雑 なし
リフト待ち なし
リフト券代 大人1日券 3000円
駐車場代 全日無料
最寄インター 帯広市内より 1時間15分
レポート日
2007/3/8(木)
天候 晴れ
積雪量180cm
雪質 パウダー

今後の営業がきにかかるスキー場
2007シーズンでプリンスグループの配下が終了し、来期から新たにウィンターガーデンリゾーツの営業での再出発となるここ糠平温泉スキー場、一時は廃業かと思わせられましたが、継続営業が叶い地元でもホッとしていることと思います。
当スキー場は帯広から60kmの距離に位置しておりやや奥まった感じがする糠平温泉街の真ん中にあります。
道内の中央部にあるため降雪量こそ少ないものの、その雪質は非常に良質でありパウダーを求めるスキーヤー、ボーダーから支持を受けているようです。スキー場規模は中規模でありコースはバランスの取れた内容ですが、筆者が気になったのは滑走感のある上部と下部を結ぶコースがどれも連絡的な内容ばかりで間が抜けてしまいます。再出発を機にこの辺の整備がなされればもっと利用しやすくなるスキー場だと感じました。
足跡
ホテルのチェックアウトを朝早く済ませ一路糠平温泉へ向います。
今日も天気がいいですね〜 路面もドライ状態の部分が多く走りやすいです。アクセスは北海道らしい直線道路ばかりを走り、糠平湖を過ぎて帯広から1時間ちょっとで到着できました。
ちょっと早かったかな?スキー場の営業時間前に到着しました。
さてさてパウダーの糠平温泉ベースから見える急斜面にもワクワクしちゃいます。

 第1高速コース
 最大斜度27度 平均斜度11度 距離1560m
糠平温泉の朝は遅いですね。平日だから尚更なのでしょうか?
9:00過ぎにようやく第1クワッドリフトが運行を開始しました。
ここ糠平温泉の特徴にリフト輸送力の高さが魅力ですね。
ほとんどのコースをクワッドリフトがカバーにており、どれも長めの距離ですね。フード付なら尚嬉しいけどな〜

さてリフトは動いたものの一本のみの運行で致し方なくこの第1高速コースの緩斜面を何本か滑ることとなりました。
変化のある緩斜面で距離も1500m。
初級者には嬉しい内容の林間コースです。

 ファミリーコース
 最大斜度13度 平均斜度10度 距離850m
上部リフトが順番に動き出しますね。時間は既に9:30を過ぎています。
上部へ行きたいんですが、ちょっとのんびり過ぎちゃうかな?
ここファミリーコースも緩斜面です。
内容は上で記載した第1高速コースと似たような難易度と雰囲気ですね。
2つのコースを続けて滑走するとさらにロングコースが楽しめますよ〜
ながーい緩斜面が・・・

 エキスパートコース
 最大斜度25度 平均斜度13度 距離1300m
ようやく最上部から滑り出すこのエキスパートコースにやって来ました。流石にここまで上がってくると本物のパウダーを味わう事ができますね。

コースは向かって右側にコブのラインが数本ありますが斜度は緩め雪がいいんで意外とあっさり滑走できちゃいます。
もう少し斜度があれば難易度はあがるんですが。
それにしても滑走者は少ない割りにきちっとしたコブが作られていました。

 パノラマコース
 最大斜度19度 平均斜度13度 距離1620m
エキスパートコースを迂回する中斜面です。
文字通りパノラマは最高のコースですね。眼下に氷結した糠平湖を眺めながらコース幅の広い林間コースを滑走する気分は楽に楽しめるスキーを再認識させてくれるコースです。
コースは途中でエキスパートと合流するか、ストレートにパラレルコースに入り込むかは気分次第で選択できます。

 パラレルコース
 最大斜度20度 平均斜度12度 距離920m
パノラマコースをストレートに下りるとボードアイテムの揃ったパラレルコースに入り込みます。
アイテムは中央に設置されていますがやはりコース幅が広いためフリー滑走の邪魔にそれほどなることはありません。
初中級者にはお勧めのコースですね。

こちらが糠平温泉スキー場のセンターハウスです。流石にプリンス!しっかりとした建物になっていて必要な物は全て揃っていますね。 こちらがレストランです。
ちょっと味気ない雰囲気かな?来場したのは平日でしたが果たしてここが満席になることはあるのでしょうか?
おなじみレストランメニューです。
他のプリンスでは見かけないホワイトカレーがありますね。1000円とちょっと高めだけど他のメニューはお安いですね。

 連絡コース
 最大斜度10度 平均斜度5度 距離1000m
(数値は体感)
これが糠平温泉最大のネック中間の長い長い連絡コースです。上部の快適なコースと下部を結ぶのにどうしてもこの道を使わなくてはなりません。このコースがほとんど斜度の無い平な連絡コースなんで部分的に止まってしまうところもあるんですよね。

糠平がこのコースをなんとかすればもっともっといいスキー場に生まれ変われると思うんですが・・・

残念

 チャレンジコース
 最大斜度24度 平均斜度14度 距離900m
スキー場ベースに位置しているこのコースは林間の中斜面です。他のコースに比べ幾分コース幅が狭い部分はありますが、綺麗に圧雪されたコースは快適に飛ばせる内容となっています。
スキー場表示では上級者コースとなっていますが、明らかに難易度はワンランク下でむしろ中級者がクルージングする程度のコースと思ったほうが無難かもしれませんね。

 ダイナミックコース
 最大斜度33度 平均斜度11度 距離800m
当、糠平温泉きっての急斜面です。第1高速リフトをくぐった辺りがコブの急斜面ですが、距離も比較的に短くコブの深さもあまりないので楽しめるコースとは言いがたい内容です。

またコースの雰囲気は寂しいの一言。

コブが滑りたい上級者は最上部のエキスパートコースをお勧めします。

 ワイドコース
 最大斜度21度 平均斜度13度 距離850m
スキー場ベースに位置するコースで専用のペアリフトが併設されています。
まさにワイドなコースでありカービングロングターンにぴたりの内容ですね。
ピステンの掛け方もムラが無く綺麗に整備されていました。

スキー場下部ではありますが、本州と違い雪質の変化が激しくなくキッチリエッジが食い込んでくれるのでロングターンは楽しいですよ〜

駐車場情報

駐車場は第1高速の下に大規模なものがあり満車になることは無いと思われます。
またセンターハウス下にも小さなスペースがありこちらも便利ですね。
当方はセンターハウス側に駐車しました。
総評
一言で言うと遠い。北海道であってもさらに遠い位置にあり雪質はバツグンなんだけど、なんでプリンスがこの位置にスキー場を作ったのかが判らないですね。またコース難易度も決して高いものではなく、足前の揃った道民からは敬遠されがちではないでしょうか?北海道らしさを感じられないスキー場ですね。