会津高原 だいくら
コース数 8コース
リフト数 W3
標高差 300m
最大滑走距離 5000m
最大斜度 35度 あとみBコース
コース混雑 なし
リフト待ち なし
リフト券代 大人1日券 3000円
駐車場代 全日 無料
最寄インター 白石インターより 27km
レポート日
2007/2/10(土)
天候 晴れ
積雪量130cm
雪質 軽めの湿雪

自然環境バツグンのボーダー天国!
宮城県側の蔵王エコーラインの再奥地に位置する当すみかわスノーパークは自然環境に恵まれたスキー場である。
その環境とはアンバランス(?)でスキー場の9割がボーダーの来場者、またゲレンデ内にはヒップホップの音楽がガンガン鳴り響き、とてものんびり滑るなどという内容のスキー場ではありません。
いい意味で元気なスノーパークですね。
ゲレンデは下部エリアに各種アイテムが揃ったコース。上部は自然環境を生かしたオフピステバーンがありツリーラン、パーク目当てどちらのボーダーにも受けが良さそうですね。
一部とんでもないコースもありましたが。(笑)
どちらにせよあまりスキーでは楽しめない内容であり、ここはボーダーにお譲りしておくのが賢明かな?
足跡
結構楽しめた白石スキー場を後に一路すみかわに向います。
地図上では結構近そうに見えたんですが、一旦遠刈田温泉まで降りそこから蔵王エコーラインを登り返すというものでした。
到着も14:00を廻っていて16:30の営業終了まで2時間余りとなっています。   さぁ全コース滑れるかな?
ここすみかわのリフト券は事前に入手していなかった為、窓口で購入となりましたが、ここには1日券、回数券、4時間券の3種類しかなく致し方なく4時間券の購入となりました。
しかしながらボーダーだらけだな〜。妙に違和感を感じます(汗;)

スキー場ベースのパーク 

長いアクセス路を進んで行き着いた時は既に14:40!
こりゃ残り時間も少ないですね。

到着してちょっとビックリしたのがベースゲレンデの狭さです。その狭いゲレンデに各種パークアイテムが設置されてるんで余計にごちゃごちゃした雰囲気です。
またボーダーの数が9割程度と今まで行っていた、他の宮城蔵王のスキー場とは客層が全く違うのにビックリ!

 すみかわBコース
 最大斜度10度 平均斜度8度 距離700m

こちらはベースを少し登った位置にあるすみかわBコース。
アイテムを利用しない初級ボーダーが集まっています。
さほど広いゲレンデではありませんが斜度が無い分転んでも恐怖心は少ないでしょう。

 すみかわCコース
 最大斜度12度 平均斜度8度 距離500m

林間の細い緩斜面です。
滑走者は殆どがすみかわBコースに廻るためか閑散とした雰囲気ですね。
下部ですみかわBコースと合流します。
正直あまり意味合いを持たないコースだと感じます。

 第2リフト林間コース 
 最大斜度8度 平均斜度5度 距離780m

上部あとみゲレンデと下部のすみかわゲレンデを結ぶ重要なコースです。
斜度は非常に緩やか。緩やか過ぎるというか部分的に登りのコースもありボーダーにはかなり厄介な下山コースですね。
基本的にここすみかわでは、上部のあとみゲレンデと下部のすみかわゲレンデのタイプの違う場所をこのコースで結んでいると言ったほうがいいでしょう。
コースとして楽しめるところではありません。

 あとみゲレンデAコース
 最大斜度32度 平均斜度15度 距離650m

下部を一通り滑って今度は上部のあとみゲレンデにやってきました。
自然環境の素晴らしいゲレンデですね。
下部のごちゃごちゃした雰囲気も一掃しています。

こちらはメインのAコースです。単なる一枚バーンではなく中間に棚がありいいアクセントになっていますね。
幅の広い急斜面でやや荒れ気味のコースは大回り〜棚〜小回りと変化に富んだ滑走が楽しめちゃいます。

こちらはベースのレストハウスです。来場時間が遅く閑散としていましたが適度な広さでくつろげる空間ですね。 おなじみのゲレ食メニュー!
メニュー的には平凡的なんですが、ワンディッシュで食べられるメニューは品数も多く、意外とお得感はありますね。
こちらはベースの第1ペアリフトです。やや古くなった感じは拭いきれないですが、リフト待ちも殆ど無く乗車が可能です。
距離も490mと短いのでパークを利用する人たちには利用しやすそうですね。

 あとみゲレンデBコースへのアクセス

さぁまたあとみゲレンデ側に戻ってきました。
こちらは上部の第3ペアを降りたところから観光ツアーコースやあとみBコースに向かうところです。
コース整備はきちっとされているものの、なんと登り坂が長くボーダーは完全に板を外しての歩きとなります。
スキーヤーもスケーティングが強要され結構疲れちゃうんですね。この辺の改善を望みたいところですね。

 あとみゲレンデBコース
 最大斜度35度 平均斜度20度 距離700m

さてさてようやくあとみBコースに到着です。
ここも入り口がハッキリしませんでした。

コーススタート地点に立って下を見ると「何処を滑るの?」といった感じで木の枝があっちこっちから出ていて普通のゲレンデとは全く様相が違います。
ちょっと自然に優しくないかな?

無論戻る事なんて考えられないのでそのまま突っ込んじゃいます!!

 あとみゲレンデBコース
 最大斜度35度 平均斜度20度 距離700m

今回恐ろしかったのがコースが続いているかと思った途端こんな段差のある部分がいきなり出てきました。
何処を滑っていいのか検討も付かず結局小枝の上を無理やり滑走してしまいました。
足を引っ掛けたらそのままかなり下まで転げ落ちちゃう場所でしたね。
こんなコースあり???

この部分を過ぎれば細めの樋状態のコースが下部の観光ツアーコースまで延びていきます。

自然そのまんまのコースでしたね。ワイルド!

 観光ツアーコース
 最大斜度12度 平均斜度7度 距離3000m

観光ツアーコースという名前のために入り込んでみたものの、滑ってみるとあとみBコースを迂回するだけの夏場の道路のコースでした。
こりゃ滑っても楽しくないですが、他コースにエスケープすることも出来ず。我慢の滑走となります。
でもそれが結構長いんですよね。
入り込まない方が懸命でした。

残念ながら時間切れで数ヶ所のコースは廻りきれませんでしたが、このすみかわには刈田岳から滑る中央ツアーコースというコースも存在します。無論リフトは掛かっていませんが天気の良い日には雪上車に乗り込み運んでくれるそうです。
機会があれば行って見たいですね。

駐車場情報

写真を撮り忘れましたがゲレンデ下部、宮城蔵王高原ホテルの下に点在しています。600台が駐車でき何時でも無料なのはうれしいですね。尚、宮城蔵王でも一番標高が高いため、またアクセスまでの道のりが長いため運転は慎重に。
総評
二面性を持つスキー場でありタイプが違った滑走者が楽しめるようになっていますね。基本的にはピステンを掛けたフラットなコースは少なく、むしろ自然のままのゲレンデを楽しむスキー場ではないでしょうか?
その辺を納得していかないと、「なんだ?このスキー場は」と言う事になりかねませんね。