乗鞍高原 いがやスキー場 (長野県)
本文へジャンプレポート日 2006/12/30 

乗鞍高原温泉の影に隠れてひっそりと営業するのがここ『いがやスキー場』です。その距離もほんの数キロしか離れておらず乗鞍高原温泉スキー場が混雑していたらこちらに逃げるのも一つの手かもしれませんね。

このスキー場は日本初の冬期オリンピック銀メダリスト猪谷千春(イガヤチハル)さんが少年時代に練習したコースを拡張したスキー場でありそこから取られたネーミングとの事です。

コースはいたってシンプルです。リフトはペアが一本、コースはガイド上は3本ありますが実質2本といった小さなスキー場です。

難易度も殆どが初級者レベルのコースばかりですが、混雑もなくファミリーで遊ぶにはちょうどいいかもしれませんね。

旅の足跡
乗鞍高原温泉の朝の嵐もようやく収まり天気も快晴になったところで、今度はその下のいがやスキー場に移動してきました。
車でもほんの5分ほどの距離であり直ぐに到着です。
当初スキー場下部の駐車場に行ったのですが、少ないキャパの駐車スペースは満車状態です。致し方なく上部の駐車場まで移動しましたが、これが凄い登りのアクセスで道路凍結時はちょっとお勧めできないですね。ちなみに直接上部駐車場へアクセスする方法もありますのでそちらを利用しましょう。
上部の雰囲気は下部のローカル色に対してリゾート的であり、かなり違った趣があります。
このスキー場のメインは上部のようでした。
スキー場DATA
レポート日 2006/12/30 (土)    
天候 快晴 コース混雑状況 混雑なし
雪質 硬めの人工雪 リフト料金 1日券3000円(温泉券付)
積雪量 約50cm 駐車場 下部は満車上部に空きあり 無料 
コース 3コース(当日2コース) 有料道路(東京基点) 八王子〜松本 4350円
運行リフト ペア1 お勧めコブ斜面 なし
道路状況 圧雪 お勧め中斜面 なし
リフト混雑状況 0分 お勧め緩斜面 プライマリーコース

左写真は下部駐車場です。
ゲレンデと駐車場に境はなく行き来は最高に楽なんですがキャパがめちゃくちゃ小さくて(30台程度)来場時の14:30でも満車状態でした。
無論更衣室などの施設はありません。
 
こちらはゲレンデ上部に位置している駐車場です。キャパも下部に比べて大きく余裕の駐車です。

こちらがメインの駐車場となりますね。

アクセスは乗鞍高原温泉側から入るのがベスト。
 
プライマリーコース
最大斜度18度 平均斜度10度
距離650m
(数値は体感)

スキー場のメインコースです。
コース全体に大きなウネリがあり単に一枚のバーンではありません。
リフト沿いのトップ部分が
急な部分でありそこを迂回すればあとは快適な緩斜面がベースまで続きます。

コース幅も広く良質な緩斜面ですね。
 
プライマリーコース
最大斜度18度 平均斜度10度

距離650m
(数値は体感)

こちらは同じプライマリーコースの下部です。
下部になればなるほど斜度は緩みます。
もう少し斜度感が欲しいところですね。
 
パノラマコース
最大斜度18度 平均斜度13度
距離650m
(数値は体感)

リフトを挟んでプライマリーとは反対側になるコースです。

ほぼストレートなコースは癖のない斜面です。
スキー場一番の滑り概のあるコースですね。
生憎、来場当日は雪不足のためコースはクローズされていて滑走する事はできませんでした。
 
クロスコース
最大斜度13度 平均斜度10度
距離400m
(数値は体感)

プライマリーコースを大きく迂回するコースです。
斜度は緩く、クロス競技のコースやパークアトラクションができるところですね。
ここも雪不足のためアトラクションはまだ未設置でした。

また圧雪されていないカチカチの雪が板を跳ね上げ滑りやすいとはちょっと言いがたい状況でした。
 
上部の施設です。
更衣室やレンタル、レストランがあり、下部のローカルな雰囲気とは一変して結構オシャレな雰囲気があります。
 
レストラン「シオン」です

ログハウス調の建物で定番のカレーやラーメンもありますが、ここのお勧めはチーズフォンデュのようです。

2人前3200円と少々お高いようですが、そのお味はどうかな?

そのほか信州みそを使ったデミグラスハンバーグなどもありました。
 
決して大きくはないけれどファミリーや初級者レベルの滑走者にお勧めできるスキー場ですね。
またリフト券には乗鞍温泉「ゆけむり館」の入浴券もついてるんで早めにスキー、スノーボードを切り上げて温泉三昧もまた楽しみなスキー場です。