福島県、猪苗代湖に面した大型のスキー場。
スキー場は町営側とミネロ側に大きく分かれており、その両サイドを上部コースとリフト2本
で結んでいます。
当初私のイメージでは、八方や志賀、蔵王なんかと同じように古いスキー場のイメージでした。
しかしながら、来場したミネロ側の施設や各イベントには物凄く関心してしまいました。
ここまで徹底した事をするスキー場も非常に珍しく、好感のもてるスキー場ですね。
ゲレンデは大型、緩、中、急とレパートリーが豊富。ミネロ側のコブ斜面や、町営側下部の緩斜面などはかなりの名物バーンです。
またスキー場のどのコースからも見渡せる猪苗代湖の眺望は広がりのある風景で、気持ちのいいものです。標高が余り高くないので、雪質があまりよくないのかもしれませんが、私はかなり当スキー場を推奨したいと思っています。混雑度もあまり無く滑走充実度はかなり高いですね。 |
箕輪、横向温泉のあと本日3つ目のスキー場を目指してやってきました。道路には雪も無く、整備はバッチリされてるんでかなり短時間でアクセスできましたね。ただスキー場への案内が少ないのと、道が細く少々判りづらかったです。
スキー場に到着したのは12:00をちょっと回った頃でした。始め町営側へ車を停めようとしたんですが、何処も有料で1000円かかるとの事。確かミネロ側は無料だったと思ったので今度はミネロ側へ移動です。駐車場の混雑は無料のためか?少々混雑気味でしたが、誘導してくれる係員がいてスムーズに停める事ができました。町営と違い無料の方が圧倒的に整備された駐車場ですね。
ベースのスキーセンターもかなり綺麗でこれもビックリ!明らかに猪苗代のメインベースはミネロ側だなと感じました。
レポート日 |
2006/3/11 (土) |
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天候 |
晴れ |
雪質 |
軽めの湿雪 |
積雪量 |
150cm |
コース |
16コース |
運行リフト |
クワッド4、ペア9、シングル6 |
道路状況 |
ドライ |
リフト混雑状況 |
ミネロ第1クワッド最大5分待 |
コース混雑状況 |
赤埴大回転コースに混雑 |
リフト料金 |
3900円(今回0円) |
駐車場 |
ミネロ側やや混雑 0円 |
有料道路(東京基点) |
浦和〜猪苗代磐梯高原 5650円 |
お勧めコブ斜面 |
赤埴大回転コース |
お勧め中斜面 |
天の庭コース〜お馬返しG |
お勧め緩斜面 |
中央ゲレンデ |
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やや細い林間のミネロセントラル ↓ |
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ミネロセントラルコース
最大斜度14度 平均斜度12度
距離600m
先ずはミネロ側の緩斜面からスタートです。
幅のやや狭い林間の緩斜面ですが、この時季で既に春の重たいザラメとなっていて板の走りは非常に悪い状態ですね。
またベース手前にコブ斜面が待ち構えていて初級者には少々荷が重いかな?
斜度的には非常に上質な緩斜面ですね。 |
比較的に締まった雪質のミネロウエストコース ↓ |
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ミネロウエストコース
最大斜度22度 平均斜度141度
距離1200m
ミネロ側ではセントラルよりもむしろこのウエストコースが初級者には適したゲレンデのようです。上部からの距離もそこそこありネジレやカベも無く安心して滑走ができるコースですね。
こちらのコースはナイター設備も整っていますので雪の締まった夜間の方が滑りやすいかな?
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巨大なコブに悪戦苦闘、赤埴大回転コース(上部) ↓ |
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赤埴大回転コース
最大斜度34度 平均斜度19度
距離1500m
下部の緩斜面を2本滑り、ミネロ第1クワッドを利用して上部へやってきました。するとこのコブ斜面がドン!と目の前に広がってるじゃないですか?無視する訳にも行かず早々のチャレンジです。
ミネロ最上部に位置するこの赤埴大回転コースは上部に大きなコブが張り付いた急斜面、下部は幅の広い中斜面という構成で上級者のチャレンジ精神に火を付けてくれますよ〜
このコブ見た目以上に手ごわいですね。かなり深くえぐれたコブと悪雪でストックは潜る、板は取られるで皆さん相当難儀してるようでした。
私?溝の浅い部分を探すのがやっとでした(汗;)
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快適なロングコースのミネロイーストコース ↓ |
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ミネロイーストコース
最大斜度22度 平均斜度14度
距離1200m
大回転コースから一気にベースまで降りてきて足ガクガクです。
今度はちょっと足安めにミネロイーストコースにやってきました。
このコースは左写真のように緩斜面ではありますが、ストレートのネジレのない素直なコースで滑走者をぬいながらハイスピードな大回りを楽しめるコースです。 |
なんじゃこのバーンは!大沢回転バーン ↓ |
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大沢回転バーン
最大斜度42度 平均斜度35度
距離250m
ミネロ側はほぼ滑走したので今度は町営側にアプローチです。赤埴大回転コース中間からアプローチしましたが突如このバーンが目の前を遮りました。「なんじゃこのカベは?」
雪付きもあまり良くないコースではありますが滑らないわけにはいかないですね。早速シングルリグトに乗ってアタックです。
土の出ている部分が急すぎて見えないのがちょっと辛いですが、コースとしては少々物足りない難易度でした。
単なる急斜面でありコブの深さが今一浅かったです。
難易度ならば赤埴大回転コースの方が一枚も二枚も上手ですね。
やはりこのぐらいの斜度になってしまうとコブが発達しませんね。
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まさに天国!天の庭コース ↓ |
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天の庭コース
最大斜度23度 平均斜度17度
距離600m
さぁ今度は町営側のトップへやってきました。名前がいいですね「天の庭コース」です。その名前通りゲレンデからの猪苗代湖の眺めは素晴らしいの一言です。開放感のある眺めはホッとさせてくれますね。
コースは中斜面でありますが、写真でもお判りのように片斜面でやや滑り辛いです。雪質も下部より良かったので残念ですね。
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幅広快適な中斜面、お馬返しゲレンデ ↓ |
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お馬返しゲレンデ
最大斜度27度 平均斜度17度
距離600m
天の庭コースから続くコースで急に広がった開放感はたまらない物がありますね。中級者には最適なコースではないかな?
ゲレンデの荒れ方も少なくかなり飛ばせるコースです。
この町営側のリフトなんですが、古いシングルやペアが多くごちゃごちゃした配置になっています。
いっそ全部撤去してクワッド一本架けた方がスッキリするんですけどね。
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雄大な景色のぶな平ゲレンデと磐梯山 ↓ |
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ぶな平ゲレンデ
最大斜度14度 平均斜度11度
距離700m
写真はお馬返しからぶな平のコースを写しています。
両コースですが、その境目がハッキリしておらず基本的には一本のコースと思った方が正解かな?
緩斜面のぶな平はコース幅が一段と広くなった緩斜面であり、初級者でも上部からのパノラマを楽しめるようになっています。
町営側はこのような幅の広いコースが多くて、急斜面こそミネロ側に劣りますが人気度合いはやはり猪苗代のメインなんですね。
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静かな林間コース ↓ |
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林間コース
最大斜度25度 平均斜度16
距離900m
ぶな平と平行するコースです。林間の緩斜面であり、スキー場公表は中級コースとなっていますが、明らかに初級コースですね。
滑走者はぶな平へ行ってしまい終始静かなコースを維持しています。
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初級者は涙、上級者はニンマリのふりこ坂コース ↓ |
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ふりこ坂コース
最大斜度27度 平均斜度25度
距離300m
ぶな平を降りてきた滑走者はこの斜面に出くわしてしまいます。
一応迂回コースはあるのですが、一端この斜面を見てから引き返そうにも引き返せない位置にあるため多数の初級者がこの斜面で難儀しています。やや急な中斜面なんですが、雪質は悪く板が思うようにコントロールできないようです。一方中上級者にとっては距離が短すぎて楽しむほどのコースとななっていないようです。
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だだっ広い緩斜面の中央ゲレンデ ↓ |
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中央ゲレンデ
最大斜度14度 平均斜度10度
距離550m
ご覧のように初心者天国のような広大な緩斜面です。
昔ながらのスキー場の特権ですね。このような広いバーンを持つスキー場は今後増える事は絶対無く、非常に貴重な存在ですね。
このコースには専用のリフトも架かっていて初級者は安心して練習に励めますね。またチビッコのゲレンデデビューにも最適です。 |
初級者天国 葉山ゲレンデ ↓ |
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葉山ゲレンデ
最大斜度12度 平均斜度11度
距離500m
町営側の最も端にある独立した緩斜面です。
中間からの行き来ができなく、コースの人影も少ないです。
ここもまた初級者天国のゲレンデですね。
眼下の猪苗代湖に滑り込むようなロケーションはスキーを始めてする人にとってもたまらない光景でしょう。 |
初級スクールの盛んな西ゲレンデ ↓ |
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西ゲレンデ
最大斜度13度 平均斜度10度
距離750m
中央ゲレンデと葉山ゲレンデに挟まれている緩斜面です。
ここは初級者スクールの盛んなゲレンデであり、あちこちでそのグループを目にします。
こうしてみると猪苗代の町営側下部ゲレンデは全て緩斜面であり、初級者は何処を滑っても全く問題ななさそうです。
ファミリースキーヤー、ボーダーにも最適ですね。 |
地蔵の頭からの五竜岳の眺め ↓ |
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東坂コース
最大斜度34度 平均斜度28度
距離300m
今回は大会のためクロースされていたコースです。
ふりこ坂の隣にあり林を隔てた両コースは難易度もほぼ同程度と感じました。 |
町営第4リフト ↓ |
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最後に猪苗代町営側リフトはこんな乗り場が多いんです。
オートゲートにする前にもう少しどうにかならないものかな?
坂を上れない初級者で渋滞が起きる事もあるようです。 |
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