2004'2/28 タングラムにて05’オガサカ試乗会
ユニティ EX
160cm 108−65−98 R-14
04モデルのユニティMがフルモデルチェンジしました。03モデルにEX-10があったんでネーミングてきには戻ったような錯覚がしました。
このモデルは乗った瞬間非常に安定感が増したような気がしました。トーションも04モデルよりも強くなり自分から働きかけて板をたわましながら回転させる板だと感じました。
しかしながら操作性は昨年同様に非常にスムーズでターンの前半からトップがすぐに雪面に食込むのはFLFの特徴かな?
高速安定性も増してますね。不安な要素はまったくありません。
04モデルが1級当たりを対象にしたモデルならば05モデルはテクニカルを対象にしたモデルなのかもしれません。
昨今の小回り用、大回りようと分かれている基礎系モデルとは一線を引く本当の意味のオールラウンドモデルですね。
ケオッズ SV
160cm 108−65−98 R-14
今回のオガサカの目玉(?)モデルです。TRのフルモデルチェンジです。
TR自体が非常にバランスの取れたカービングモデルでしたので今回のモデルチェンジを期待しておりました。というものの私自身がTRからFTに乗り換え失敗したと思っているからです。一本で全てをこなすサイズは108-65-98が理想なのかな?
前置きはこれぐらいにして感想は・・・少々がっかりでした。私の足前ではTRとの区別がつきませんでした。張りや滑走性、安定性はまさにTRです。具体的に何が変わったとコメントできません。期待は「買い!」のモデルだったのですが・・・
しかしながら非常に素晴らしい板という事には変わりありません。ユニティよりも操作性が良く均一したターンが簡単に描けるモデルですね。
ややコブを重視するならユニティ、カービング主体ならSVなのでしょうか?
KC-RV
170cm 105−65−95 R-17
この板は04モデルよりも安定感はまた一歩増したようなきがします。もともと基礎系の板というよりもGS系の板に近いモデルでしたので高速安定性は高かったのですが05モデルはアキュムレターなるものを搭載してきたので(どういう働きをするかはわかりません)その影響なのでしょうか?非常にドッシリとした大回りでの安定感がありますね。
高速重戦車?そんなイメージでしょうか。私にパワーがもっとあればいいのですが簡単には乗りこなせないですね。
今回もこのモデルで無謀にもコブ斜面へ入ったのですが思いっきり飛ばされてしまいました。修行不足です。
高速で大回りを主体考えられるスキーヤーにはぴったり。
トライアンS
155cm 114−65−104 R−12(165cm)
純然たるショートターン系競技モデルです。しかしながら扱いは非常に楽しいものがありました。意外とソフト?物凄くパワーを掛けないと回ってくれないモデルもありますがこれは瞬時の角付けをするとクルクル回ってくれる板です。純粋に小回り専用なら基礎でも使用できるんじゃないかな。
但しオールラウンド性はまったく無いと感じましたので(当たり前か)疲れちゃうかも。
今回は155cmという短いサイズの試乗でしたのでもう少し長いサイズでしたらイメージも変わるかも?
E-ターン FX
160cm 113−74−103 R-17(170cm)
このシリーズはFC-Xあたりの流れを引き継いでるのかな?しかしながら悪雪や新雪を専門とするモデルに代わって来ましたね。整備されたゲレンデでも一応の滑走はできるんですが(これも当たり前)あんまり楽しくないですね。一方悪雪での使用はまったく別物になりました。やや張りのある板でしたがかなり緩んだ雪でもその滑走性と操作性はバツグン!
水を得た魚のようでした。昨今の日本のゲレンデにはむしろこういう板が一番合うのかもしれませんね。
スキーッドを多様した滑りの方が一番合うかな?
総評
今回はオガサカ単独での試乗会であった為持ち込まれたモデルも少なく少々がっかりでした。
また05’モデルの目玉と思われるケオッズSVの進化がハッキリ判らなかった事もがっかりの原因かな?
近年まれに見る「変化の無いオガサカ」が私の印象です。 (05カタログはこちらから)