03’弾丸レポートNo〇 ラストSSAWS! 

2002’9/30をもって9年間続いていたザウスの営業が終了する。筆者もオープン当初は夏場にザウスへ行く回数も多かったが今回は6年ぶりのザウスであった。さすがに6年前というとまだスノーボードの滑走は出来なく、滑走もタイムチャージ制で何時も時間とにらめっこしていた記憶がある。
現在ではボードとスキーが1日を半分に区切り専用滑走制を設けているようである。筆者のスキータイプとは少々違った意味合いを持つ「スキー場」であったが閉鎖間際に思い出作りとして出掛けてみました。

自宅を朝6時に出発。下道でも2時間もあれば到着できるかと思ったのであるが一般道、都内はかなりの渋滞で到着まで3時間もかかってしまった。
3時間もあれば筆者自宅から山梨あたりのスキー場の方が時間的に早く到着できるな。
閉鎖の最後の土曜日であるためかなりの混雑を予想していた。こんな時間だから駐車場は満車常態かと思っていたのだが以外にもガラガラ?
すんなりと駐車することができました。周りの車はやはり最後のザウスということで地方ナンバーの車が目立ちます。

写真はザウス入口です。この時間だと全く人影はありませんでした。
スキーの亡者達は既にゲレンデにいるのかな?
写真はセンターホール。
建物に入るといきなり「異臭」が鼻をつきます。
ちょうど雑巾のような匂い。これには参りました。
9年間のザウスの汗の匂いか?

建物事態はオープン当初とほとんど配置はかわっていません。唯一ボードのレンタルコーナーが増えただけかな?
システム的にはかなりの変更がありますが。
更衣室のロッカーも朝はブルーエリアのみが開放、
帰りがけにはイエローも使用していたようです。
ゲレンデへと入ってきました。
ゲレンデ内はザウス独特の匂いがします。
これは何時も同じ。「あぁ〜ザウスに来たな〜」と妙な懐かしさに出会えました。

写真向って左がレッドコース最大斜度20.1度。
右がイエローコース最大斜度14.9度
下部の広い部分がブルーコース最大斜度6.8度
リフト待ちは朝の10時頃で7〜8分程度と思っていた程の混雑ではありませんでした。
こちらの写真は11時頃のイエローコースで上部から見ています。午前中でこの状態です。
大回りができるのもオープンから2時間程度ではないでしょうか?初級者には辛いゲレンデ状態です。
また雪質は飛ばされた雪は柔らかく、下から出てきた雪はかなり硬いものです。
しかしながらモーグラー達はここからが元気の出る時間ですね。
コース左端にラインが出来ていて元気に滑っていました。
一方こちらは上級者用ゲレンデのレッドコース。
強者達が滑走の順番を待っています。一種異様ですねこの光景。
ここに集まっている方々は「もっと上手くなりたい」「もっと速く滑りたい」と言う方々ばかりです。
でも皆いい面構えしてますね。
こちらはレッドコースを上部より撮影。
最大斜度20.1度は侮れない斜度です。分度器で測った斜度は体感的には25度以上か?
硬い雪質も手伝って大回りではかなりのスピードが出ます。
コース幅も上部で35mほどなのでサイドカーブなりのカービングですと間違いなくゲレンデ下部で板をコントロールできなくなってしまいます。
まさに上級者用ゲレンデです。
朝9時から休憩を挟みながら14時まで思う存分ザウスを楽しんできました。
この大きな建物今後どうなってしまうんでしょうね?
2002’9/28現在は引き取り手が無くこのまま放置されるようです。
スキードームザウス。
スキーヤー、スノーボダーには色々な意味で話題を提供してくれました。
そしてあと2日でその9年間に幕を閉じます。
私敵には「スキーは屋根のあるべき所でやるスポーツではない」が自論ですが毎週のように通われた方たちには非常に愛着がある場所なんでしょうね。簡単に「無くなってもいいや」とは言えない施設です。
今後引き継ぐ企業が現れるかな〜???