ルスツは全37コースあり滑走総延長は42kmもあるそうです。とても一日では全コース滑りきる事ができませんでした。今回レポしたのは13コースですが、どうしてもルスツはガツガツ滑るタイプのスキー場ではなくまた次回残ったコースを紹介したいと思います。
羊蹄山
Mtイゾラからの眺めです。エゾ富士としても有名です。
パノラマも一級品のルスツです。
眺めて「ホッ」滑って「ホッ」ため息ばかりです。全てにスケールがデカイ!

ルスツNo1コース、距離380m 最大斜度35度 平均22度 (Mtイゾラ)
距離は短いながらかなり大きなコブが張り付いています。ルスツの他のコブ斜面と違いイゾラ第一クワッドから丸見えでギャラリーの熱い視線がもらえます。
雪が良いせいで私でもなんとかクリアできました。しかし雪が硬くなると一気に難度が上がる斜面です。
ルスツのモーグラーの発表舞台ですね。

ヘブンリービューコース、距離2700m 最大斜度16度 平均9度 (Mtイゾラ)
天国の眺めだそうです。コースも初級者天国かな?長距離の緩斜面。コース幅もまずまずの広さですね。雪質はバツグン、コブもありません。
スティームボートBコース、距離2100m 最大斜度26度 平均12度 (Mtイゾラ)
なななんと、イゾラグランコースよりも楽しいコースと再認識しました。こちらも中緩斜面なんですがほとんど、ねじれや曲がりが無いコースで飛ばせます。いやーイゾラエリアは天国ですね。あまり急斜面は多くないんですが、ルスツに小回りは似合わない。そんなスキー場ですね。私がルスツを押す点はこんなところからじゃないのかな?なんかギスギスしてないんですよね。ゆったりしてる全てが。なかなか本州ではないですね。
イゾラグランコース、距離3500m 最大斜度20度 平均12度 (Mtイゾラ)
イゾラの名物コースです。中、緩斜面でかなり長くまた人も少ない為に飛ばせます。時間は13:00ぐらいですが写真でもお分かりのように未だピステンの後が残っています。
ルスツで大好きなコースです。初級者でも滑走可能です。

ふりこ沢コース、距離2150m 最大斜度10度 平均7度 (イーストMt、Mtイゾラ中間)
アクロスAやスーパーイーストを降りるとこのコースに合流します。緩斜面の長い長いコースで一番下にイゾラゴンドラ
駅があります。初級者のロングランには向いていますが、繰り返し滑るリフトが無く、現状は連絡コース的存在になっています。ここにペアリフトが一本あると初級者の行動範囲が広くなると思うんだが、これ以上ルスツにリフトは必要ないかな?
スーパーイーストコース、距離500m 最大斜度40度 平均32度 (イーストMt)
ルスツ一の急斜面でコブも張り付いていてかなり急な斜面です。以外に入り口がわかりづらく、滑っている人はあまりいませんでした。但し体を谷へ落とす勇気さえあれば大した斜面ではありません。スキー場いわくスキーのジャンプ競技より急だそうです。また雪崩の危険があるときはクローズすることもあるのでお気を付けて滑ってくださいね。
アクロスAコース、距離300m 最大斜度33度 平均29度 (イーストMt)
こちらはイーストティーニューコースから枝分かれするコースです。コブはあるものの、さほどの大きさではなくガンガン攻めていけるコースです。ルスツ全般に雪質がよい為、非常に滑りやすいです。
ただ覗き込んで引き返す方が多かったです。もったいないなー。

イゾラAコース、距離1000m 最大斜度27度 平均24度 (Mtイゾラ)
かなり距離の長いコブ斜面です。ここは圧雪車が入らず迂回路もないため初級者は入らない方が身のためか?
しかしここもあまり滑っている人が見受けられません。ギャラリーもほとんど無く、モーグラーの意欲は半減か?
いい斜面なんですけど。
イーストティーニューコース、距離2500m 最大斜度19度 平均11度 (イーストMt)
ウエストからゴンドラ二本乗り継いでイースと側へ来ました。コース名は舌を噛みそうな名前ですが、コースはいたって素直でほぼ真っ直ぐに2500mあります。さすがに斜度は緩いながらこれだけ滑ると足が震えてしまいます。
幅も広いところでは100mに達しており、この人の少なさも手伝って天国状態です。時間は12:00頃です。

バンビコース、距離650m 最大斜度21度 平均18度 (ウエストMt)
この二人のメッターくん達何処を見てるんでしょうね。なんか絵になるなー。しかし空いてますねーこの広い斜面にこの人数しかいません。無論リフト待ちはほとんど無し。
斜面的にかなり飛ばせます。

タイガーコース、距離300m 最大斜度29度 平均22度 (ウエストMt)
完全なモーグル専用バーンです。距離は短いですがツブのそろったコブで覆われています。
私はちょっと遠慮しときました。コブの揃い方はルスツ一ではないかな?
ここを一気に降りたら下の初心者から熱い眼差しが得られるでしょう。
ダイナミックコース、距離650m 最大斜度25度 平均17度 (ウエストMt)
基礎スキーの講習でよく使用される斜面です。コース幅が70mもあり広々とした斜面です。上部に緩斜面、中間より25度の斜面が控えており、きちんと板をたわませてカービングしないと暴走してしまいます。圧雪は完璧でかなり楽しめる斜面です。右側のペアリフトが古き「大和留寿都スキー場」のなごりですね。
エリートコース、距離600m 最大斜度26度 平均16度 (ウエストMt)
滑り出しはゆるいのだが、急にガクンと落ちるコースです。写真でもお分かりのようにポールバーンでもあります。
幅が広いため大きく回れば中級者でも意外と楽しいコースでしょう。
但し距離が短めです。
ルスツリゾートショッピングセンター
ここをスキーブーツで歩くのが少々ためらいもあるが、かなり広いショップ街です。
私は未だルスツに宿泊する機会が無く、ショッピングセンター以外のホテル内は探索していないが是非とも次回は宿泊してのルスツを堪能してみたいものである。
総評
トータル面において筆者が国内ベスト1と思うスキー場がここルスツリゾートである。やはり数年前初めて北海道へスキーへ来たときここルスツを名前のみで選択しました。スキーセンターへ足を踏み入れたとたん、「ここはディズニーランドか」と思うような作り。ゲレンデへ出ても遥か向こうにイーストmtやイゾラmtが見えたとき「でっでかい!」が第一印象でした。国内にはいいコースがあるスキー場は多いのだが、ホテル、眺望、リフト、コース整備、そして広さ、これだけ◎がまとまったスキー場もなかなか見つけられないのではないだろうか?どうしても難点をつけるのであれば急斜面以外のオフピステバーンが存在しないと言う事か。その事でアグレッシブなボーダーがかなりの数リフト下の滑走禁止区域に侵入していたのが残念でした。
今回は快晴の天気の中ルスツを満喫する事ができました。
調査日 2002’1/14 
天候快晴・ 気温−7度・ リフト待ち・ 0〜3分 ・積雪量 180cm
雪質 上部パウダー、下部軽い湿雪